油の漂着

心配されていた油の塊が種子島にも漂着しました。

27日付けの地元の新聞によると、鹿児島海上保安部は26日、西之表市美浜海岸で新たに油状の漂着物が見つかったと発表したそうです。25日に見つけたと女性が種子島海上保安署に持参して分かったそうです。

27日、美浜海岸の波打ち際を実際に歩いて見てみました。

一見、きれいな砂浜ですが、よく目を凝らしてみてみると、打ち上げられた藻に付着して油のかたまりが見つかりました。

直径が3㎝程度で厚さは0.5~1㎝程。全体は黒く、餡子のように柔らかです。

表面は薄皮のようになっています。表面に砂が付着してそれと分かりにくいものもあります。

竹でさわってみると、簡単に割れ、ドロドロとした油がみえてきます。

ちょっと油断すると手や靴底に付着し、落とすのに大変な苦労をすることになります。

約500mの間で数えてみたところ、直径が3㎝程度の大きさのものが3個、2㎝程度が5個、1.5㎝程度が1個、1㎝程度が1個、合計10個見つかりました。

すぐ近くにウオーキングをしたような靴跡があるので、知らず知らずのうちに踏みつけてしまう人もいるのではないかと心配です。(下の写真の中央下の黒い塊)

1月14日に奄美大島の西方沖で沈没したパナマ船籍の石油タンカーから流出した石油が海流にのって漂着したものと思われます。

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コメント: 1
  • #1

    coco (木曜日, 29 3月 2018 11:05)

    私たちはこれをオイルボールと呼んでいました。
    ジュメイラビーチ(アラビア湾)は人気のある美しい海水浴場ですが、ビーチサンダルやシートに同様の油が付着し、帰宅後ガッカリしたことを思い出しました。湾岸戦争後2年後のことです。
    海洋汚染、土壌汚染、大気汚染・・・・それは雲散霧消で無くなるものではないことを、あらためて感じます。