76年ぶりに引き揚げられた旧海軍戦闘機

種子島の最北端、西之表市喜志鹿崎(きしがざき)の沖合300mの深さ約20mに砂に埋もれていた旧日本海軍の97式艦上攻撃機(3人乗)が6月23~24日にかけて引き揚げられました。

24日、喜志鹿崎灯台には歴史的な引き揚げ作業を一目みようと住民のすがたがありました。

ここが喜志鹿崎。

クレーン付き台船の吊り上げワイヤの下に、砂に埋もれて逆さに横たわっているそうです。

この後、機体の大部分が引き揚げられました。

23~24日に引き揚げられた機体は、25日、西之表港で日本戦没者遺骨収集推進協議会により詳しい調査が行われました。

台船上で胴体、主翼などをならべ、調査が行われていました。

上の2枚の写真は立体視すると現場で見ているようにみえます。

見えにくい場合は中央に紙などを挟み、左側を左目で、右側を右目で見ると、しばらくするとみえるようになります。

台船上で調査する人々。機体のそばの砂をふるいにかけて遺骨を探す調査関係者。

機体は調査の後に大分県宇佐市に引き取られる予定だそうです。