馬毛島小中学校跡地売却へ

馬毛島小中学校跡地が防衛省に売却されることが9月30日の西之表市議会で可決されました。

写真上:本会議を前に、市有地売却をしないでと訴え、スタンディングに立つ市民ら。30日市役所東口前。

写真下:市議会本会議場。傍聴席からは議長席、演壇、執行部席しか視界に入りません。

付託を受けた委員会では継続審議とされていましたが、本会議で時間を区切って採決をすべきとして委員会に差し戻され、委員会が再度審議した結果、否決すべきものとされました。本会議では、基地建設に賛成と反対の議員が7対7の同数で拮抗しており、議決権のない議長が反対派から選出されているため、7対6の過半数の賛成で、委員会報告を一転し、議案は可決されました。傍聴した市民からは議会には慎重な審議が求められている中、なぜ結論を急ぐのかという声や、基地建設反対の立場で当選した市長の姿勢の変貌に落胆と怒りの声が聞かれました。