種子島の新しい歴史小説第2弾!!

 2014年度南日本文学賞受賞作収載

山門  谷口元子著

人の尊厳とは何か。

 種子島に武家社会が勃興して間もない南北朝時代、継嗣騒動に巻きこまれた男女の愛の物語を通して問う。


[あらすじ]

 ある夕暮れ、武家の娘志乃は暴漢に襲われる。男は、なんと種子島家当主の時充が次なる島主として指名した又太郎だった。その窮地を通りがかりの若者に救われた志乃は、後日、城で若者と再会し、やがて夫婦となる。若者の名は遠藤源三頼堅、今は放下師(曲芸師)として放浪の身であるが、彼は実はかつて松浦党の頭領だった。

  一方、又太郎を後継者として指名しながらも、その後、跡継ぎが生まれた時充は、遠藤を使って又太郎殺害を企む。次なる種子島家は又太郎か、それとも当主時充の子か。城内だけでなく島全体が緊張をはらんでいく。そんなある日、遠藤の家を見知らぬ男が訪ねてくる。高山友重、彼は又太郎の側近だった。

  日本中に動乱の嵐が吹き荒れた南北朝時代、種子島で実際に起こった事件をもとに、過酷な状況に追い込まれながらも、ひたむきに生きた人々の姿を描き出す。

[読者の声]

●私は、おふくろが増田の出身だったので、小さい頃水車のある川で遊んだことが頭に残っています。

 先日、不思議な体験をしました。夜中の2時頃目が覚めたので、買い求めてあった「山門」を一気に読みました。その日の夕方、全く別の仕事で二人の方と会いました。最初の方は、遠藤源三頼堅と縁のある野間の方で、ちょうどこの本を手にしておられ、頼堅は良い人だったんだと安心しておられました。次に会った方は、来る途中で道を間違え20分ほどウロウロしてしまったが、実は千草原周辺にまぎれこんでいたということでした。 この一連の出来事は、本を読んだ後の「夢」だったのか、あるいは作者の言う「幸せな出会い」だったのでしょうか。(島内、男性)

●小生、西之表市の出身です。少しでも故郷種子島を知って、PRしたいと思っております。非常に勉強になりました。(東京都、男性)

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ISBN978-4-9904915-5-0、B6判、本文134ページ、定価935円(税込)、送料無料

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